遠い町から来た話(ショーン・タンさん著)
- 2020/05/18
- 15:38

何かの本で書かれていた言葉を思い出しました。
「子どもは純粋無垢でいいわよね」
っていう人は、”自分も子供の頃は純粋無垢だった”と思っているのだろうかと。
子どもだって色々なことを考えて、ずるがしこかったり、
大人より冷静で心冷たい計算的な判断をしたりする。
この本がそうだってわけではないです。
ショーン・タンさんのお話は子ども目線で書かれているものが多い。
そう思っていたけれど大人になってしまった自分が
できる限り冷静に物事をとらえたいがための文章のような・・・。
とっても面白い絵本です。
絵の中にお話があるという感じ。
と思っていたら、訳者の岸本さんがあとがきで話していました。
この本は、バラバラのスケッチからピックアップして、
お話を後からつけたんですって。
私たちにとってはとても不思議だけど、
本当にそういうことも信じられてる(不思議でも何でもない)世界に生きる子どもたちがいるかもって
思ってしまいます。
ショーン・タンさんの考えで頭の中をいっぱいにして、
今の自分のたくさんの心配事をいっかいでも一瞬でも消してみてもいいかもです。
遠い町から来た話
TALES FROM OUTER SUBURBIA
Text and illustrations copyright@2008 by Shaun Tan
2011年10月20日 初版印刷
2011年10月30日 初版発行
ISBN 9784309205779
96p 247mm×192mm
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