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お知らせ

百年の家(長田弘 訳)

百年の家ってありますが、
家自体は1656年生まれなので
343年の家です。

廃屋になったこの家が
1900年に子どもたちに見つけられ、
翌年1901年にふたたび人の住む家になった。

1900年代は大きな世界戦争があった世紀。
喜びや悲しみに暮れる人々を守りまた、
人々に守られる家の様子を1999年まで
家目線で伝える絵本です。

詳しい国は描かれていませんが
途中から出てくる車の車種の移り変わりからすると
おそらくイタリアかなぁ・・・。日本と同じ敗戦国です。

0487_百年の家

表紙の絵は1942年の第2次世界大戦下の様子。
その項にはこんな言葉が並んでいます。
------------------

破壊が、絶望が、憎悪が、犠牲者を追いたてる。

丘のわたしを明るく照らしだす、遠くの戦火。

わたしは最後の避難所になった。何もかもなくした人たちの。

苦しんで、苦しみながら、なお耐えてきた人たちの。

-----------------
なぜこんな悲しく苦しい年を表紙にしたのだろう。
明るくて楽しい年の絵はもっと素晴らしいのに!!

ってはじめは思いましたが、
筆者は、この時代を後世にいちばん残したかった。のかなぁって。

原作も1942年が表紙なのかなぁ。。。

後世に残し、繰り返してはならないこと。
石に刻み込まないと、遠い未来には残らないです。
せめて紙にして。たくさん刷ってたくさん流通しないと!!

電子データは未来には残らないなぁと思うと、
ほんの少し怖いです。

ご購入と内容の詳細はコチラ
よろしくお願いしますっ↓
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コメント

情報ありがとうございます

『百年の家』、クルマいっぱい出てくるのですか!今度本屋で見てみようっと。J.パトリック・ルイス&ロベルト・インノチェンティコンビの作品は以前『ラストリゾート』という作品を紹介しました。こちらも素敵な絵本です。イタリア車ならぬフランス車が出てきます。イタ車の絵本がなかなか見つからないのですよ。イタ車というとフェラーリになってしまうのですが、渋い車もいっぱいあって琴線に触れる絵本もあるはずなのですが。

Re: 情報ありがとうございます

> イタ車というとフェラーリになってしまうのですが、渋い車もいっぱいあって琴線に触れる絵本もあるはずなのですが。

まったくです!!車の国なのに。和訳されているイタリアの絵本自体が少なめな気がします。とってもきれいな街も多いし、文化も多様でもう少し色々あってもいいのに。。。ロベルトさんはイタリア人なのに、もっと渋いイタリア車描いてほしいです(^^)。そういえば、ジムニーをパンダが運転する絵本、子供向けですがかわいいです。日本人作家さんが書いています。よろしければ本屋さんでどうぞ。「ドクトルパンダとジム太」メディアパル(イタ車→パンダ で思い出しました(^^))

Re: Re: 情報ありがとうございます

『ラストリゾート』は、動物が出てこないような雰囲気なので、仕入れを見送っていました。個人的に購入しちゃおうかな♪

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